「さらば外務省!」


 今回紹介する本は「さらば外務省!」(著者:天木直人 出版社:講談社)でござる。
 著者である天木氏は外務省出身で、政府の意に添わぬ意見具申を行ったことで事実上の「解雇処分」を受けた人物だ。米国のイラク侵略戦争において小泉首相と外務省をまっこうから批判し、天下りの斡旋をきっぱり断った氏の態度はいくつかの新聞主要紙にも掲載されたのでご存知の方も多いであろう。
 そんな経緯があってのこの書は政治家と外務省の批判にみち満ちている。
 それは国民の多くがなかなか知ることのできぬ貴重な情報だ。
 拙者はより多くの人がこの書に書いてある事実を知ることを望む。
 日本の外交とそれに携わる政治家と官僚のかくも無残な現状。多くの人がそれを知り、それに対して自らのできることをするべきだと拙者は思うからだ。
 腐敗した政治家と官僚に外交を任せっきりにした結果、そのツケを払うことになるのは彼らに外交を任せきりにした国民自信。
 国の代表となる人物の綱紀粛正と世界平和のための外交を望むのであれば、国民の方で情報公開法の使用や投票権の行使を含め、彼らがそのようにせざるを得ない状況を作り出す必要があるということでござる。


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