ドライビングエモーションTYPE-S

要素

 「ARCADE TYPE-S」において、

  • デフォルトのコースをクリアするとコースが追加される。
コース追加されるコース
プロバンスビギナープロバンスエキスパート
アーバンハイウェイビギナーアーバンハイウェイエキスパート
筑波サーキット鈴鹿サーキット東コース
  • 全てのコースをクリアすると鈴鹿サーキット国際レーシングコースが追加される。
  • コースをクリアすると使用可能な車が追加される。ただしGT車はGT車以外でGTをクリアしなければならない。
  • GTでプロバンスエキスパートを除くコースをクリアするとエンディングになる。エンディング終了後、使用可能な車にTS−020とキューブが追加される。

感想

 世間では不評のこのゲームですが、私はそれ程悪いゲームと思っていません。
 確かにGTと比べると、圧倒的にボリューム不足ですが、挙動に関してはGTよりいい部分がかなりあります。ある意味、それを表しているのが、車を横転させることが可能なこと。GTは挙動に補正がかなり入っていて、横転させるのは不可能でしたから。
 その点、このゲームはある演算式を基に補正を加えずに挙動を計算しているように見えます。少なくともゲーム中、今、補正が入ったなと判るような部分は、私には見当たりません。
 ただ、これはシミュレータモードの場合で、他のモードでは不自然な補正が入りまくりです。まるで、後でとってつけでもしたかのような…
 注意が必要なのは、かなりの車で「ハンドルはきっかけでテールスライドで車の向きを変える」運転を強いられること。テールスライドの感覚を身につけてない人間には辛すぎるゲームです。このゲームでいきなりテールスライドを制御する技術を身につけるのは難易度的にかなり厳しいですし、その辺もこのゲームが不評な理由の一つなのでしょうね。せめてプラクティスがもっとしっかりしていれば良かったのに。

 実際に操作してみて、私が感じた挙動がおかしい部分をあげます。

1.路面とタイヤの摩擦係数がやたらに高いこと。
 普通では無理な速度でコーナリングできます。ゲームとしては悪くありませんが。

2.フロントがリアに比べてやたらに粘ること。
 タイヤが滑ること自体は別に問題はないのですが、フロントの方がやたら流れ難い気がします。そのためか、全ての車が限界を越えるとオーバーステア気味になります。RWDならそれ程違和感は無いのですが、FFになると違和感バリバリ。前が滑らないという癖さえ解れば扱いやすくなるのですが、実車のFF乗りには厳しい操作性でしょうね。デフォルトのコントローラの設定も変ですし。

3.ロールステアがオーバーにでている?
 コーナリング中、リアが滑っているわけでもないのに、ハンドルをニュートラルに戻しても曲がり続けることがあります。実車でもロールオーバーステアな車ならロールによって曲がりますが、それにしても極端過ぎます。

 他にも、フォースフィードバックを再現するためか、コントローラの操作角とゲーム中のハンドルの切れ角が一致していない(切れ角が操作角に対応するまでタイムラグがあり、路面からのフォースフィードバックを再現するためか低速であるほど顕著になる)など、操作系のレスポンスも良くありません。挙動の予測能力がかなり高くないとまともに操作できないゲームであることは確かだと思います。

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